硝子体手術は眼の中の病気(眼底疾患)に対して行われる手術です。
眼の中の病気は視力低下につながる病気が多く、現在の医学では神経網膜(視細胞)が一度傷んでしまうと適切な治療を行っても、元の視力に戻すことは困難です。このことからも眼底疾患の治療で大事なことは、早期に病気を発見して適切な治療を開始することが大事といえます。
眼底疾患の治療は薬剤の点眼・局所投与、レーザー治療、硝子体手術など多岐にわたります。なるべく低侵襲な治療から選択していきますが、硝子体手術を選択しなければ治らない疾患もあります。硝子体手術は基本的には眼科手術の中で最も繊細な手術と言えます。医療技術・器機の進歩により、日帰り手術で安全な治療が可能となりました。硝子体手術の対象となる疾患は網膜剥離など、時に緊急性を要する場合もあります。
当院では最新設備を備えて熟練したスタッフと技術を用いて安全かつ確実な手術を行っています。
硝子体手術の対象となる疾患は多岐にわたりますが、主に裂孔原性網膜剥離、黄斑上膜、黄斑円孔、硝子体出血、
増殖糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈分枝閉塞症などが適応となります。
当院では最新のALCON 社製コンステレーション®硝子体手術装置を用いて手術を行います。顕微鏡はZeiss社製Lumera T®を用いて手術を行います。
また術中には広角眼底観察システムResight® を使用して眼底全体の状態を把握しながら手術することにより、安全に素早く手術することが可能となっています。いずれも最新の手術システムを使用しています。
また術中には広角眼底観察システムResight® を使用して眼底全体の状態を把握しながら手術することにより、安全に素早く手術することが可能となっています。いずれも最新の手術システムを使用しています。
「最小限の侵襲で、最大限安全な手術」を目指して手術を行います。なるべく結膜を大きく切ることはせず、25G(0.5mm)の創から手術を行い、手術時間の短縮、術後乱視の軽減、早期の術後視力回復を実現し、手術リスクを出来る限り低くするようにしています。
手術時間は白内障と異なり病状によって大きく左右されます。30分~90分が目安ですが、顔と同じように眼も個人によって大きく異なります。なるべくスピーディーに行うことも大事ですが、しっかり治療することが何よりも大事ですので、短時間かつ精度の高い手術を心がけています。
神経網膜は一度傷害されてしまいますと、現代の医療では機能を回復させることは困難です。
術前にすでに病気によって神経網膜が傷害されている場合は、たとえ手術が成功したとしても、術後の見え方は以前と同じように戻るとは限りません。このことから硝子体手術が必要となる疾患は比較的早めの治療をお勧めします。逆に、神経網膜へのダメージが少ない状況では、術後の見え方がより回復する可能性が高くなります。
この手術のタイミングが硝子体手術において一番大事になってきますが、病気の種類や病状によって術後視力はかなり異なりますので、手術説明の際に詳しく御説明致します。
術前にすでに病気によって神経網膜が傷害されている場合は、たとえ手術が成功したとしても、術後の見え方は以前と同じように戻るとは限りません。このことから硝子体手術が必要となる疾患は比較的早めの治療をお勧めします。逆に、神経網膜へのダメージが少ない状況では、術後の見え方がより回復する可能性が高くなります。
この手術のタイミングが硝子体手術において一番大事になってきますが、病気の種類や病状によって術後視力はかなり異なりますので、手術説明の際に詳しく御説明致します。