角膜に濁りができる
生まれつきある方や代謝異常、透析などで出てくることがあります。視力に影響しない間は経過観察ですが、視力に影響してくればレーザーで角膜の濁りを飛ばすことで治療可能な場合があります。
黒目がおかしい
翼状片とは、白目から黒目にかけて三角形の白い膜が伸びてくる病気です。長期間紫外線などにさらされると発症しやすくなります。無症状の間は経過観察ですが、乱視がひどくなったり、角膜中央付近まで伸びてくる場合は切除が必要となる場合があります。
目の癌
目にも扁平上皮癌や悪性リンパ腫などの悪性腫瘍が発生することがあります。悪性腫瘍の場合は別の臓器に転移したり、周りの組織を壊しながら急速に増大していくことがありますので、早期発見と適切な治療が大事です。目に「できもの」を見つけた場合は早めの受診をお勧めします。見た目だけでは診断がつかないときには、確定診断のために生検が必要な場合があります。腫瘍の種類に応じて化学療法や放射線治療、手術による全摘出が必要になる場合があります。
眼窩内に詰まっていた脂肪が前の方に飛び出してくる病気
眼は眼窩という骨で出来た箱の中に収まっており、その中に脂肪が詰まっていて、眼の衝撃を和らげる働きをしています。年齢とともに靱帯が弱くなり、眼窩内に詰まっていた脂肪が前の方に飛び出してくる病気です。外見上目立つようになれば、手術で脂肪を切除することが可能です。
白目部分に水がたまってしまう病気
白目を覆っている膜に袋が出来て、その中に水が貯まって膨らんでいる状態です。針などで水を出してあげれば、萎んで治癒しますが、また水が貯まると膨らんできます。繰り返す場合は袋ごと手術で摘出することで根治することができます。
白目を覆う膜がはみだしてしまう病気
目の表面の血管が切れることで、白目を覆っている膜の下に出血が広がっている状態です。見た目がかなり目立つので、心配になって受診されますが、視力に影響することはほんとどありません。出血は重力の影響で下の方に広がっていき、その後は吸収されていきます。一度、結膜下出血を来すと「くせ」になって繰り返しやすくなります。